No.3738 PDF対抗フォーマット
http://ja.wikipedia.org/wiki/EPUB
EPUB
拡張子 |
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MIME Type | application/epub+zip |
開発者 | International Digital Publishing Forum (IDPF) |
初版 | 2007年9月 |
最新版 | 2.0.1 / 2010年5月25日[1] |
種別 | 電子書籍ファイル・フォーマット |
包含先 | OEBPS Container Format (OCF) (ZIP) |
派生元 | Open eBook, XHTML, CSS, DTBook |
公式サイト | www.idpf.org |
EPUB(イーパブ)は、電子書籍の規格の1つである。米国の電子書籍の標準化団体の1つであるInternational Digital Publishing Forum(IDPF、 国際電子出版フォーラム)が普及促進している公開された仕様の電子書籍用ファイル・フォーマット規格である。「EPUB」は"Electronic PUBlication"の意味を持ち「epub」「ePub」などと表記される場合もある。そのオープン性と単純さから、対応する電子書籍のハードウェ アやアプリケーションソフトウェアは多く、英語圏での標準規格となりつつある。
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概要 [編集]
EPUBは、HTMLやWebブラウザソフトのオープン性を保持しつつ、インターネット接続が切断された状態の携帯情報端末 (PDA) やノートパソコンなどでも電子書籍の閲覧が継続できるようにダウンロード配信を前提にパッケージ化された、XHTMLのサブセット的なファイル・フォーマット規格であり、画面の大きさに合わせて表示を調整する「リフロー機能」が特徴である。
従来からある電子書籍用ファイル・フォーマットは、プロプライエタリ(独 自仕様)であって電子書籍を読むハードウェアに固有のものが大半で、出版社や著者が電子書籍用ソフトウェアを作るにはその会社から有償/無償の制作ツール のライセンスを入手する必要があった。その会社が存在しなくなれば、それまで構築したソフトウェア製作用の環境と経験は無駄となり、なによりハードウェア が販売されなければ過去の製作済み電子書籍ソフトウェアの価値も著しく失われる危険性があった。IDPFではEPUBによりこのような依存性を排除して公 開された共通規格による電子書籍用ファイル・フォーマットを提供することで、電子書籍用ソフトウェアの製作を希望する誰でもが自分の作品を作ったり、関連 アプリケーションを開発できるように世界標準の規格化が進められている。