No.3046 Markdown
Markdown
Markdownは軽量マークアップ言語の1つである。オリジナル版は、入力と出力両方の読みやすさと「発行のしやすさ (publishability)」の最大化を支援することを目的としてJohn GruberとAaron Swartzによって作成された。Markdownの記法は、電子メールでプレーンテキストを装飾する際の慣例から多くの着想を得ている。Markdownは、マークアップされた入力テキストを妥当で整形式なXHTML文書に変換し、'<'や'&'は対応する文字参照に置き換える。Markdownのオリジナル版はGruberによってPerlで実装されたが、それ以降多くのプログラミング言語で再実装されている。MarkdownはBSDライセンスの下で配布され、いくつかのコンテンツ管理システム[1][2]でもプラグインとして利用できる。
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記法の例 [編集]
以下の例はMarkdownの記法の包括的なリストではないし、1つの効果を実現するために複数の記法が利用できる場合も多い。詳細はfull Markdown syntaxを 参照せよ。Markdownが書式化コマンドとして解釈する文字は、バックスラッシュを加えることによって、その文字そのものとして解釈させることができ る。例えば '\*' は、テキスト強調の開始ではなくアスタリスクとして出力される。 また「生」のXHTMLのブロックレベル要素の中にあるテキストに対してMarkdownはいかなる変換も行わないので、XHTMLのブロックレベル要素 のタグでテキストを囲むことによって、Markdownのソース文章の中にXHTMLのセクションを加えることもできる。
段落 [編集]
段落は1つ以上の連続したテキストであり、空行によって分けられる。通常の段落をスペースやタブでインデントしてはならない:
これは段落です。2つの文があります。 これは別の段落です。ここにも2つの文があります。
改行 [編集]
テキストに挿入された改行は最終的な結果から取り除かれる。画面の大きさに応じて改行を行う処理はWebブラウザが担当するのである。強制的に改行したい場合は、行末に2つのスペースを挿入すればよい。
テキストの強調 [編集]
*強調* (つまり、イタリック体)
**強い強調** (つまり、太字)
コード [編集]
`code`
リスト [編集]
* 順序無しリストのアイテム * 順序無しリストの別のアイテム
1. 順序付きリストのアイテム 2. 順序付きリストの別のアイテム
見出し [編集]
HTMLの見出しは、テキストの前にいくつかの'#'を置くことで作ることができる。'#'の数が見出しのレベルに対応する(HTMLは、見出しのレベルを6まで提供している)。 例を挙げる:
# レベル1の見出し
#### レベル4の見出し
最初の2つのレベルには代替の記法が存在する:
レベル1の見出し ===============
レベル2の見出し ---------------
引用 [編集]
> このテキストは、HTMLのblockquote要素に囲まれます
リンク [編集]
[リンクのテキスト](link.address.here "リンクのタイトル")
画像 [編集]

水平線 [編集]
1行の中に、3つ以上のハイフンやアスタリスク・アンダースコアだけを並べると水平線が作られる。ハイフンやアスタリスクのあいだには空白を入れてもよい。以下の行はすべて水平線を生成する:
* * * *** ***** - - - ---------------------------------------
関連項目 [編集]
脚注 [編集]
- ^ “MarsEdit 2.3 ties the knot with Tumblr support - Ars Technica”. 2009年8月11日閲覧。
- ^ “Review: Practical Django Projects - Ars Technica”. 2009年8月11日閲覧。