FirefoxのプロファイルデータをWindowsからMacにうまく移行するために、プロファイルを全部調べました。
まず、前提として、WindowsとMacのプロファイルデータの場所を知っておかなくてはいけません。
- C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default
- /Users/(ユーザ名)/Library/Application Support/Firefox/Profiles/yyyyyyyy.default
◆調査の時に参考になったサイト
◆移行したもの。
- bookmarks.html
- cert_override.txt
- cert8.db
- cookies.sqlite
- formhistory.sqlite
- key3.db
- permissions.sqlite
- 拡張やテーマのインストール、画像の読み込み許可、ポップアップの制御などをホスト毎に設定しているファイル。
- places.sqlite
- search.sqlite
- searchplugins
- secmod.db
- セキュリティモジュールデータベース。cert8.dbやkey3.dbに関連するファイルなので移行しておく。これは移行してよかったのかどうかは怪しい。
- signon3.txt
- 保存したIDやパスワードを記録し、暗号化される。key3.dbに使用される。
- webappsstore.sqlite
◆移行してもよいが、移行しなかったもの。
- bookmarkbackups
- 過去数日分のブックマークのバックアップフォルダ。新しい環境なのでいらない。
- content-prefs.sqlite
- サイト毎の文字の拡大・縮小の設定を格納。新しい環境なのでいらない。
- downloads.sqlite
◆移行しなかったもの。
- blocklist.xml
- 有害なアドオンをブロックするためのリスト。勝手に最新に書き変わるので不要。
- bookmarks.bak
- ブックマーク本体のバックアップな気がするのでいらない。
- chorome
- ユーザ独自の外観設定ファイルなどのフォルダ。新しい環境なのでいらない。
- compatibility.ini
- 補完性を判断する設定ファイル。OS毎にパスが違ったので念のため移行しない。
- compreg.dat
- コンポーネントなどの登録キャッシュ。絶対パスなどのOSに依存するパスが含まれていたので、移行しない。
- extensions
- インストールされた機能拡張やテーマなどを格納。OS固有の機能拡張を移行してしまう恐れがあるため、今回は拡張を手動でインストールする。よっていらない。
- extensions.cache
- インストールされた拡張機能のキャッシュファイル・extensionsフォルダを移行しないので、こちらもいらない。
- extensions.ini
- インストールされた拡張機能やテーマなどのパスを格納。OS固有のパスが含まれるし、拡張は移行しないのでいらない。
- extensions.log
- extensionのエラーログか何か。拡張は移行しないのでいらない。
- extensions.rdf
- インストールされtている拡張機能をの一覧のXML/RDFデータ。拡張は移行しないのでいらない。
- formhistory.dat
- フォーム履歴のデータファイル。Firefox2のもの。Firefox3からは同名のsqliteファイルになったので、不要。
- history.dat
- 閲覧履歴のデータファイル。Firefox2のもの。Firefox3からはplaces.sqliteファイルになったので不要。
- hostperm.1
- 拡張やテーマのインストール、画像の読み込み許可、ポップアップの制御などをホスト毎に設定しているファイル。Firefox3からはpermissions.sqliteになったので不要。
- localstore.rdf
- ウィンドウやツールバーの状態・サイズ、位置などの情報。拡張に依存する部分が多いので移行しない。
- metrics.xml
- mimeTypes.rdf
- MIMEタイプや関連付けの設定ファイル。環境に依存しそうなので移行しない。
- minidumps
- クラッシュレポートに使用される、ミニダンプファイルを格納するフォルダ。
- pluginreg.dat
- システムにインストール済みのプラグインの中でFirefoxが利用可能なもの。パスがOSに依存するので移行しない。
- place.sqlite-journal
- Firefox稼働中に閲覧などをした時の一時的なファイル。
- prefs.js
- Firefoxの設定を保存するファイル。JavaScriptで記述されているが、OSに依存するパスが含まれている。
- signon2.txt
- 保存したIDやパスワードを記録し、暗号化される。Firefox2のもの。Firefox3からはsignon3.txt。
- urlclassifier2.sqlite
- 環境設定のセキュリティーで表示中のサイトに偽装サイトの疑いがある場合は警告するにチェックが入っている場合に利用するファイル。おそらくFirefox2用。
- urlclassifierkey3.txt
- フィッシングサイトからの保護のためのキーデータベース。環境によってキーが違う恐れがあるので、移行しない。
- xpti.dat
- コンポーネントやインターフェースに関する情報。OSに依存するパスが含まれている。
◆プラグイン拡張のものと思われるもの。移行しない。
- colorzilla
- colorzillaプラグインの設定フォルダと思われる。
- fireFTPprograms.dat
- FireFTPプラグインの設定ファイルと思われる。
- fs_fx_settings.ini
- FireShotプラグインの設定ファイルと思われる。
- gm_scripts
- GreaseMonkeyプラグインのディレクトリと思われる。
- GoogleToolbarData
- Googleツールバー用の設定ディレクトリと思われる。
- session.rdf
- Tab Mix Plusプラグインのセッション保存データ。
- tagiritoolbar.sqlite
- TAGIRIツールバープラグインの設定ファイルと思われる。
- thinger.xml
- thingerプラグインの設定ファイルと思われる。
- tidy
- HTML Validatorプラグインのtidy関連の設定フォルダと思われる。
- tidy_base.html
- HTML Validatorプラグインの設定ファイルと思われる。
- tidy_cleanup.html
- HTML Validatorプラグインの設定ファイルと思われる。
そんな感じです。あとは拡張をインストールしなおせば割と安全に移行できるのかな。もちろん確証はないですが。今のところ問題ナッシングです。ちな みにWindows→Windowsの移行なら、上記の方法はもちろん使えますが、MozBackupという便利なソフトがあるので、一応追記。