No.1217 構文
構文
- ページの内容は、表示領域にページ内容が収まりきる最大の文字サイズで自動的に表示されます。
- ページ内容の最初と最後の連続する改行や空白文字列は、無視されます。
編集画面では、以下の編集記号を使ってプレゼンテーションを編集できます。
- 普通の改行
- 改行します。
- ----(半角ハイフン4つ以上の連続)
- 改ページします。
- [文字列]
- 文字列を隠します。隠された文字列は、クリックすることによって表示できます。
- [[EM:強調したい文字列]]
- 文字列を強調します。複数行に渡るテキストも含むことができます。
- [[PRE:整形済みテキスト]]
- 整形済みテキストを表示します。複数行に渡るテキストも含むことができます。
- [[RAW:XML]]
- [[ENCODED:XML]]
- XMLを埋め込む。現在のところXHTML、XUL、SVGについて動作を確認済みですが、MathMLは表示されず、埋め込めるものについてもまだまだ挙動が怪しいです。
- [[リンク先URI]]
- URIにリンクします。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
- [[ラベル|リンク先URI]]
- URIにリンクします。リンク文字列はラベルとして指定した文字列になります。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
- [[IMAGE src="画像のパス" width="幅" height="高さ"]]
- [[IMG src="画像のパス" width="幅" height="高さ"]]
- イ ンラインで画像を表示します。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とし た相対パスとして解釈します。幅・高さは数値(単位はピクセル)またはパーセント値(ウィンドウサイズに対する割合)で指定できます。幅か高さのどちらか 一方を指定すると、元画像のアスペクト比を保ったまま拡大縮小します。幅・高さを両方とも省略すると、画像本来のサイズで表示します。
- [[#クラス名:文字列]]
- クラス名を指定して文字列を表示します。具体的には、以下のように変換されます。
複数行に渡るテキストも含むことができます。<description
class="クラス名"
value="文字列"/>
スタイルシートに専用の記述を追加して使ってください。<vbox class="クラス名 block">
<description value="1行目"/>
<description value="2行目"/>
</vbox> - [[#{スタイル指定}:文字列]]
- CSSの記法でスタイル指定を直接埋め込むことができます。例:
[[#{font-size:0.5em;color:gray;}:ほげほげ]]
- |セル内容|セル内容|セル内容...
- 表の行を定義します。隣接する「|」で始まる行は、統合されて一つの表になります。「<br/>」と書くと、その位置でセル内で改行します。「|」の後に「~」を付けると、そのセルだけ強調して表示するようになります。
- SIZE::文字サイズ
- ページの内容の文字サイズを0(最小)以上の数値で設定します。10で画面全体の表示になり、それ以上だと画面からはみ出すようになります。この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
- GLOBAL-SIZE::文字サイズ
-
初期状態での全体の文字サイズを0(最小)以上の数値で設定します。10で画面全体の表示になり、それ以上だと画面からはみ出すようになります。初期値は9です。
一度指定すると、次に新しい値を指定し直すまでの間のすべてのページで有効になります。そのページでだけ一時的に文字サイズを変更したい場合、
SIZE::
を使います。なお、この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
- TITLE::タイトル文字列
- HEADER::ヘッダ文字列
- FOOTER::フッタ文字列
- 文書タイトル、ヘッダ、およびフッタを定義します。それぞれ、一度値を指定したものは、次に新しい値を指定し直すまでの間のすべてのページで有効になります。なお、この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
- CHAPTER::チャプター名
- ドロップダウンメニューからページを選択する際のチャプターを指定できます。チャプター名が無指定の場合、文書タイトルがチャプター名になります。
- ALIGN::left、start、right、end、またはcenter
- そのページの内容の水平配置を変更します。leftまたはstartで左寄せ、rightまたはendで右寄せになります。この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
- GLOBAL-ALIGN::left、start、right、end、またはcenter
-
初期状態での全体の、内容の水平配置を変更します。leftまたはstartで左寄せ、rightまたはendで右寄せになります。初期値はcenter(中央寄せ)です。
一度指定すると、次に新しい値を指定し直すまでの間のすべてのページで有効になります。そのページでだけ一時的に水平配置を変更したい場合、
ALIGN::
を使います。なお、この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
- HIDDEN::true
- IGNORE::true
- プレゼン実行時、そのページを飛ばて実行します(そのページが非表示になります)。
- STYLE::true
- そのページの内容をスタイルシートとして適用します。ページはプレゼン実行時には表示されません。スタイル定義をデータファイルの中にまとめておくのに利用できます。
- LOAD::引数
- 「data=hoge.txt」のような起動オプションと同じ書式の引数を与えることで、その引数で起動し直します。
- SET-TIMER::引数
- プレゼン開始時に、指定の時間でタイマーをセットします。「10min」「300sec」「1hour」などの単位を指定可能です。単位を指定せずに数値だけを指定すると、「分」として解釈します。
起動オプション
takahashi.xulにアクセスする際、「takahashi.xul?オプション」という形で以下のオプションを指定することができます。また、オプションは「&」または「;」でいくつも記述することができます。
- data=パス
- 外 部データファイルを読み込んで起動します。データファイルの形式は、エンコーディングがUTF-8のテキストファイルです(編集画面の構文で記述)。 UTF-8でうまくいかない時は、UTF-16で試してみてください。相対パスを指定した場合、takahashi.xulの置かれたディレクトリを基準 とした相対パスとして解釈します。
- style=パス または css=パス
- 外部に置いたスタイルシートを読み込んで起動します。スタイルシートの形式はCSS(text/css)のみ対応しています。相対パスを指定した場合、takahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
- edit=true
- 編集モードで起動します。
- eva=true
- エヴァモード(白黒反転・明朝体表示)で起動します。
- page=ページ番号
- 指定した番号のページを開いた状態で起動します(通常は1ページ目を表示して起動)。
また、「takahashi.xul#ハッシュ」という形でも読み込み時の状態を指定できます。状態を示すフラグはカンマ区切りで指定します。
編集モードの状態、エヴァモードの状態、およびページ番号は、ハッシュによる指定があれば、起動オプションよりもそちらを優先します